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2006年5月19日 (金)

任天堂岩田社長が「Wii」に込めた想い

リンク: 【特別インタビュー】「失ったものを取り戻したい」---任天堂岩田社長が「Wii」に込めた想い:ITpro.

ちょっとゲームの歴史みたいなものもまじえつつ...

そもそもコンピューターゲームというのは、昔は頭のいい学生でも面白いゲームを作れるものでした。UltimaやWizardryなんていう名作は、もともとは1、2人の大学生が作ったものです。

それが、技術の進歩と共に、1つのゲームを作るのに必要なリソース(時間、人間、その他もろもろ)もどんどん増える傾向にあります。最近のゲームは、殆ど1本映画を撮るのと同じ位の資金と時間がかかっているらしいです。90年代後半くらいからですかね、特にその傾向が顕著になってきたのは。大学生の時に、PCゲームですがWing Commander IVの制作費が数百万ドルを超えた、という記事を読んでびっくりしたのを覚えています。(日本語で書くとぴんとこないと思いますが、英語では百万はMillion、という事で別の単位になるので、大きいイメージがあるんですね。)もっとも、Wing Commanderシリーズについては、そもそも監督のChris Robertsが映画を作りたいという願望があって、Cut Sceneとかも思いっきり凝った挙句、最終的には本当に映画にしちゃいましたけどね。大コケしましたけど。また、日本ではDreamcastのシェンムーとかが莫大な制作費で有名ですかね。

で、そんな状況になれば、制作費の大きさから、ゲーム会社もあまりリスクをとれなくなってきます。よって、(最近のハリウッド映画にも見られる傾向ですが)新しいアイデアに挑むより、ヒットした作品に若干改良を加えて続編、という形を取るゲームが増えていて、目新しいゲームが減りつつあります。昔からゲームをやっている人の中に、「最近のゲームは面白くない」と言われるのはここら辺にも一因があると思われます。さらに、膨れ上がる開発費で身動きとれなくなって倒産する所も出てきます。日本では合併レベルで済んでいるようですが、アメリカ等では大手と言われていた老舗のゲーム会社がいくつか潰れています。ここ数年業界として問題として上げられている点です。

そういう業界の事情を知っていると、昨今の任天堂のアプローチというのはこれを何とかしよう、という意気が感じられて個人的には好意的に捉えています。逆に、PS3のアプローチについては、歪みが明らかになってきている今までの成功パターンを踏襲しているだけで、最終的にはSONYは自分の首を絞める事になるんじゃないかと思ってます。まあ、最後は「面白ければいい」んですけどね。

#本当はこの後、abandonwareとかにも話を広げようかと思ったんですが、ここまででも充分長いのでやめました。また、別の機会に何か書くこともあるでしょう。

このインタビューの一番最後でも述べられていますが、ITProのクロックスピードについての質問について、岩田社長はそんな数字は一般的なユーザにとって意味がないと切り捨てています。全くそのとおりなんですよね。という訳で、前にも書いたかも知れませんが、Wiiにはちょっと期待してます。

それにしても、この質問を一番最後に持ってくるとは...ITProは何を考えてるんでしょうねえ? 最後に唐突にこの質問が入るので、あんまりまとまりのあるインタビューに見えないんですけど。それとも、インパクトをつけるために、わざと最後に持ってきたんでしょうか?

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