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2006年5月 6日 (土)

V for Vendetta

V_1

リンク: Vフォー・ヴェンデッタ.


見てきました。

ストーリーとしては、思いっきりはしょると近未来に独裁国家となったイギリスで、「V」を名乗る男が政府を相手に、復讐する話、という所でしょうか。この映画のために、ヒロイン役のNatalie Portmanがスキンヘッドになった事でも話題になりました。

個人的には、この映画結構気に入ったんですが、どう考えてもあまり日本で「うける」映画じゃないですね。

最近ではそうでもなくなってきた気もしますが、日本って結構「お上」には従順な体質な所があると思ってるんですが、これは思いっきり政府に歯向かう話ですからね。この映画のストーリーにも絡むところですが、民主主義的なシステムがちゃんと働くには、一般人も政府がある意味暴走しないように監視する必要があると思うんですね。だから、欧米では、特に第2次世界大戦以降、政府、警察等が不必要な監視をする事に対して非常に敏感だったんです。(もっとも、9.11以降その流れが変わってきた所があって、その流れに警鐘を鳴らすためにこの作品を作った、という所もあるらしいですが。)ただ、日本でも最近は結構そういう流れに対して敏感になってきたみたいで、個人的には喜ばしい事だと思います。(まあ、私が一昔前の日本を思いっきり誤解している可能性もありますが...)

それ以外にも、一番最初に「V」がEveyに自己紹介をする時に、Vから始まる単語を使いまくっておいてから、「But perhaps I was too verbose」なんて言ってしめくくるあたりは、個人的には思わずニヤッとしてしまいましたが、ある程度英語のリスニング能力がないと聞き取れなかったんじゃないかと。(というか、私も結構聞き取れなくて言っている意味はどちらかというと字幕から情報を入手しましたけどね...)

また、いささか意味がわからない部分がある事も確かです。なぜ、冒頭でEveyは外出禁止時間ぎりぎりに上司の家に行く事を承諾したのか?なぜ「V」はEveyを助けた後に、彼女を拷問したのか?(一応劇中でも説明はあったんですが、正直意味がわからりませんでした。Eveyの"You're sick!!!"っていう感想に完全に合意しますね...)あと、実は原作者のAlan Mooreがこの脚本には難色を示していたらしいです。原作のあらすじを読んだんですが、確かに若干毛色が違う気はしました。原作では、Vは無政府主義のメッセンジャーとして、代々受け継がれていくものとして書かれているみたいですが、映画では人民の解放者として描かれていますので。

この映画は、恐らく見る人を選ぶ映画だと思います。政治的なメッセージ性の強い映画が好きな方は楽しめるのではないでしょうか?逆に、頭を空っぽにして楽しむ映画ではありませんので、そういう方はパスした方が良いと思います。

あと、ご覧になる際には、予備知識として下の内容を読んでから観に行く事をお勧めします。

リンク : ガイ・フォークス - Wikipedia

個人評価: 4 (5段階評価 1:時間の無駄~5:Classic)

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