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2006年2月20日 (月)

ホテル・ルワンダ

リンク: 映画「ホテル・ルワンダ」公式サイト.

実はちょっと前に見に行ってたんですが、感想をまとめるのに時間がかかってしまいました。というよりも、一度頭を冷やして考えをまとめないと、ちゃんとした文章にならない感じだったので...(まあ、本当にちゃんとした文章になっているかどうかは怪しいものですが)

テーマがテーマだけにEntertainmentを期待して見に行った訳じゃないんですが…重かった。私が今まで見た映画の中で、一番衝撃的な映画なんじゃないかと。途中から歯を食いしばって見てました。そして、見終わった後に、私が感じたのは、絶望的なほどの無力感でした。

事件当時(1994年)、私はこんな事件が起こっている事を全く知りませんでした。そういう無知、無関心が、あのような事態を引き起こした一因である事は間違いなく、それは映画も伝えたかったのは間違いないと思います。

私の中で特に印象に残っているのが、虐殺の光景を撮ってきたカメラマンに対し、これを見れば国際社会がルワンダで目を向けて助けてくれるはず、と礼を言う主人公に対し、カメラマンが 「どうだろう?僕はこれを見た人々は、『何てひどい!』と言うだけで、いつもどおり夕食を食べるんじゃないかという気がする。」というシーンです。(セリ フはうろ覚えです) 

そして、事実そうなった。

私には、流れる映像は、視聴者に「なぜ何もしてくれなかったの?」と断罪してくるようでした。そして、視聴者には、許しを請う資格も、涙を流す資格もない。そんな風に感じました。

ただし、私が一番絶望を覚えるのは、私があの時関心を持ったとしても、私1人では何も出来なかっただろうという事実です。例え、あの時私がどこかの国の指導者だったとして、自分の国民に対して、 「助けに行こう。」とは言えないのではないかと。基本的に、兵隊ってのは自分の国を守るためにあるものである以上、その国と特別な関係(利害関係と言った方がわかりやすいでしょうか)がなければ、自分の国民に対して、他の国のために戦場のまっただ中に行けと説得できるでしょうか?(そんな中であの国にいた国連のボランティアの方々には本当に敬意を表したいです。) また、説得できたとして、国連主導で動かなければ、下手をするとただの武力介入となって、事態をさらに悪化させていたかも知れません。

だからこそ私はできるだけ多くの人がこの映画を見てほしいです。   
無関心がどんな結果を生むのかを知るために。もし、同じ事が次にどこかで起こった時に、こんな惨劇を繰り返さなくてもすむようにするには何をすれば良いのかを考えるために。(私には、結局、世界的に「こんな事はやめさよう。」という世論を作り上げて、国連を動かす、位の事しか思いつきませんでしたが...)

何にせよ、とにかくこの映画を見てください。
あなたは何を考えますか?

個人評価: 評価不能...でも皆観ろ! (5段階評価 1:時間の無駄~5:Classic)

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受信: 2006年3月11日 (土) 11時15分

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